インド政府の統計によると、9日の新規感染者数は6000人。発症中の感染者数合計は3万5000人。オミクロン株「XBB.1.16」系統が、感染者増加の主な要因となっている。世界保健機関(WHO)は、この系統がインドで広がる様子を注視しているという。
感染症の専門家たちによると、「XBB.1.16」系統の致死性は低い。WHOのマリア・ヴァン・カーコフ氏は「XBB.1.16」について「数カ月前から出回っているが、個人や集団で症状の厳しさに変化は見られない」と説明しつつ、監視を継続していると説明していた。