アメリカの中学生、コロナで学力低下 人種で格差広がる – 日本経済新聞
【ニューヨーク=西邨紘子】全米教育統計センター(NCES)が21日発表した学力調査によると、中学2年生に相当する13歳の読解と数学の学力が新型コロナウイルス流行前と比べて大幅に下がったことが分かった。特に数学はもともと学力が低い生徒の落ち込み幅が大きく、人種別では低所得層が多い先住民や黒人、ヒスパニック(中南米)系の低下が目立った。コロナ禍を経て学力格差が広がっている様子が浮き彫りとなった。N
>米国の子どもの学力低下は近年、大きな社会問題になっている。10年前の2012年と最新の調査結果を比べると、平均点は読解で7点、数学で14点低下した。コロナ禍を経て学力低下に弾みがかかった形だが、遠隔授業へのサポートの有無や家庭でのストレスなど複合的な要因が背景にあるとみられる。