カナダ COVID-19後遺症 臨床実践ガイドラインを開発

COVID-19の大流行は、直接的な影響だけでなく、医療サービスや日常生活への支障など間接的な影響も含め、カナダの人々の健康とウェルビーイングに大きな影響を与えている。COVID-19感染の身体的・心理的影響は長期に及ぶことがあり、急性感染後、数週間から数ヵ月にわたって新たな症状が出たり、持続したり、再発したりする人もいる。このような長引く症状は、一般にCOVID-19後遺症(PCC)またはlong COVIDと呼ばれている。

PCCに関する科学的知識は増えつつあるが、まだ不明な点も多い。このため、本日、ジャン=イヴ・デュクロ保健相は、カナダ保健研究所(CIHR)から2000万ドルを投じて、Long COVID Webと呼ばれる汎カナダ的なCOVID-19後遺症研究ネットワークを支援し、カナダ公衆衛生庁(PHAC)から900万ドルを投じて、コクラン・カナダとマクマスター大学のGRADEセンターがPCCに関する臨床実践ガイドラインを開発することを発表した。

10月中旬、PHACは、カナダ統計局によるCOVID-19後の状態に焦点を当てたカナダCOVID-19抗体・健康調査(CCAHS)の第2サイクルの暫定発表から、COVID-19後の状態に焦点を当てた結果を発表した。CCAHS第2サイクルは、カナダ統計局がCOVID-19免疫タスクフォースとPHACの委託を受けて実施した、成人カナダ人の全国代表調査である。PHACが発表した結果から明らかになった:

感染が確認された、または疑われた成人の14.8%が、長期にわたるCOVID-19症状を経験した、
長期のCOVID-19症状を経験した成人の47.3%が、1年以上症状を経験した、
長期にわたるCOVID-19の症状を経験した成人の21.3%が、その症状によって日常生活が制限されることがしばしばある、または常にあると回答した。

「COVID-19の影響は数日で終わるものではありません。COVID-19の影響は数日で終わるものではなく、発症後も長く続く可能性があり、日常生活を困難にします。本日発表されたLong COVID Webの研究ネットワークは、COVID-19の後遺症に苦しむ人々に希望と真の解決策をもたらします。さらに、新たな臨床診療ガイドラインの開発は、COVID-19後遺症の予防、管理、回復において、カナダ全土の医療従事者と個人を支援し、より良い健康結果をもたらすでしょう。”

ジャン=イヴ・デュクロ保健大臣
保健大臣