オレゴン州:mRNAワクチンと若年層の突然死との関連は認められず

結論

オレゴン州の研究では、2021年6月から2022年12月までの間に16歳から30歳の死亡者1,292件を調査した結果、mRNAワクチン接種と突然死との関連は認められなかった。

詳細

  • 死亡者1,292人中、男性が72%(925人)、女性が28%(367人)だった。
  • 男性の死亡診断書で、ワクチン接種が直接の原因または寄与要因として特定されたものはなかった。
  • 女性の死亡診断書でも、ワクチン接種が原因として特定されたものはなかった。
  • ワクチン接種後100日以内に死亡した男性2人と女性1人がいたが、いずれもワクチンとの因果関係は確立されていない。
  • この期間中、16歳から30歳のオレゴン居住者には979,289回分のワクチン接種が行われた。
  • COVID-19に関連する死亡は30件あり、うち3件のみがワクチン接種を受けていた。

考察

40の米国の医療システムのデータに基づく以前の研究では、COVID-19感染後の心筋炎は、5歳以上のmRNAワクチン接種後の心筋炎よりも有意に多く発生することが示されている。

結論

現時点では、オレゴン州の研究結果に基づいて、mRNAワクチンと若年層の突然死との関連を結論付けることはできない。ワクチン接種と死亡との因果関係をより明確に理解するためには、さらなる研究が必要。

  • Liko J, Cieslak PR. Assessment of Risk for Sudden Cardiac Death Among Adolescents and Young Adults After Receipt of COVID-19 Vaccine — Oregon, June 2021–December 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep (2024), DOI: 10.15585/mmwr.mm7314a5, https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/73/wr/mm7314a5.htm