COVID-19ワクチン接種は心疾患リスクを低下させる

2000万人を超える参加者を対象としたエストニア、スペイン、イギリスでの共同研究によると、COVID-19に感染した場合、SARS-CoV-2ワクチンを接種していた人々は、未接種の人々と比べて心不全や静脈・動脈血栓症のリスクが低かった。

このリスク低下の程度は、45%から81%の相対リスク減少率を示し、感染後最初の1カ月で最も顕著だったが、ワクチン接種者は1年を通して心血管イベントのリスクが低下していた。

研究者らは論文で、この結果は、COVID-19に感染したワクチン接種者のほうが重症化しにくいことが要因である可能性が高いと述べている。