ドイツ、LongCOVID 患者団体、政府に治療薬開発の加速を要求

ドイツでは、Long Covid やワクチン接種後の後遺症 (Post Vac) に苦しむ人が続出しており、深刻な公衆衛生上の問題となっている。

3月15日、Long Covid 患者団体「Nicht Genesen」は、ベルリンで抗議デモを行い、政府に対して以下の要求を掲げた。

  • Long Covid、Post Vac、慢性疲労症候群 (ME/CFS) の治療薬開発への迅速な投資
  • 患者の声に耳を傾け、適切な治療法の開発に積極的に取り組むこと
  • Long Covid 患者の生活の質向上のための支援

デモ参加者の中には、子供を含む多くの患者が参加し、症状の深刻さを訴えた。

「Nicht Genesen」の共同代表であるリカルダ・ピーペンハーゲン氏は、

「Long Covid は数百万人の人々の人生を奪っています。政府はもっと真剣にこの問題に取り組む必要があります。」

と述べた。

Long Covid は、倦怠感、頭痛、思考障害など数百種類の症状を引き起こし、日常生活や就労が困難になるケースもある。診断も難しく、治療法もまだ確立していない。

ドイツ政府は、Long Covid の研究に 1250 万ユーロを拠出しているが、患者の団体は、これは十分ではないと主張している。

また、政府は、ME/CFS の治療薬として期待されているBC 007の臨床試験への支援を拒否していることも批判されている。

Long Covid 患者の数は増加しており、政府は治療薬開発への投資を加速し、患者の生活の質向上のための対策を講じる必要があるとの声が高まっている。