世界初のロングCOVID迅速検査薬開発へ向け提携

カナダのライフサイエンス企業リバイブ・セラピューティクス (Revive Therapeutics) は、ローソン健康リサーチ研究所 (Lawson Health Research Institute) と提携し、世界初のロングCOVID診断テストを開発・販売する。

現在、ロングCOVIDの診断は確定していない。活動性肺胞炎コロナウイルス2型 (SARS-CoV-2) 感染者の10%以上が罹患する可能性があると推定されている。疲労、脳霧、呼吸困難、心血管症状など200種類以上の症状が報告されているが、明確な診断基準がなく、除外診断に頼っている。

今回の提携により、リバイブ社はローソン研究所が発見した血液バイオマーカーを用いて、迅速な検査キットと簡便な検査機器の開発を進める。さらに、ロングCOVID治療薬候補であるブシラミンとの併用効果も検討される。

この検査薬は、正確な診断を可能にし、適切な治療法の提供につなげることが期待されている。患者さんの生活向上や医療費の削減に貢献する可能性を秘めている。

追加情報

  • 本研究は、リバイブ・セラピューティクスとローソン健康リサーチ研究所の共同研究である。
  • 詳細については、リバイブ・セラピューティクスのウェブサイトを参照のこと。