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- Lasrado, N., Rössler, A., Rowe, M., Collier, A. Y., & Barouch, D. H. (2024). Neutralization of SARS-CoV-2 Omicron subvariant BA.2.87.1. Vaccine, 42(9), 2117–2121. https://doi.org/10.1016/j.vaccine.2024.03.007
オミクロン株のサブバリアントである BA.2.87.1 が最近確認された。この変異株は、スパイクタンパク質において BA.2、BA.5、XBB.1.5、JN.1 と比較して30種類以上のアミノ酸変異を持っている。BA.2.87.1 の変異のうち複数箇所は、スパイクタンパク質の受容体結合領域 (RBD) ではなく N 末端ドメイン (NTD) に位置している。我々は、BA.2.87.1 の持つ多数の変異とユニークな NTD 領域に着目し、この変異株に対する抗体価 (Neutralizing Antibody: NAb) を評価した。
その結果、BA.2.87.1に対する抗体価は BA.2 より低かったものの、JN.1 よりは高かった。これは、BA.2.87.1 が現在流行している他の変異株と比較して、さらなる抗体逃避変異ではないことを示唆している。さらに、XBB.1.5 mRNA ブースター接種は、今回評価した全ての変異株、BA.2.87.1 を含め、抗体価を高めることが示された。